地下鉄生活

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ケメ子は地下鉄で通勤してる訳です。出勤時は最寄り駅まで徒歩。総通勤時間は45分。うち歩きが20分くらい。退勤時は別ルート。総通勤時間は45分で変わらないんだけど、徒歩が30分くらい。帰りは電車の時間が短い代わりに駅から自宅までが遠いのです。
ふと思う。最近は日常の楽しいネタが少ないのはなぜだ、と。学生時代から前の会社に勤めていた頃はもうちょっと面白かったよなと。ネタの少ない原因の一つは、疲れちゃって地下鉄の車内でポーっとしてること。観察が少ないのです。もう一つは車窓からの景色。地下鉄って基本的に窓の外には何も無いからね。最近は車両と並走するように広告(映像)が流れたりすることもあるけど、基本的には目に入る情報少なすぎ。

 

そこで反省して、なんか観察しながら帰ることに。地下鉄の車窓がアレなのは仕方ないので、駅から自宅までの徒歩でも、顔を上げて周りをキョロキョロしながら帰ることに。もう、面白いことを見つけてやろうと必死です。
ヘルメットを被った工事現場のオッサンとすれ違うときには、「きっとこれから地下に入って白骨とか見つけちゃうんだ」と思いながら水曜スペシャルのテーマが頭をよぎり、オッサンに向かってあやうく「川口隊長ー!!」とか呼びかけそうに。
入り口に立派な階段の付いてるマンションを見つけては、「加トちゃんがくしゃみしたら階段が坂になっちゃってヒトが滑り落ちてくるんだ」とか想像しちゃう。
お巡りさんを見つければ、「実はあのお巡りさんは石倉三郎で、あの木の陰からレオナルド熊が...」などなどエンドレスに妄想爆発。
マイワールドで一人トリップ。自宅に着くまで30分間ひたすら妄想。割と楽しく家まで帰り着きました...。

......いや、確かに楽しいんですけど、毎日やってたら過労で倒れそうなヨカンがします。諸刃の剣。素人にはお勧めできません。

 

2012-05-09:
この記事は、旧 blog "日刊ケメ子ライフ(試作品)" のアーカイブからコピーしたものです。
基本的に本文には何も変更を加えていませんが、WEBサイトや画像へのリンク、カテゴリなどに修正を加えている場合があります。