ライダースクラブ編集長


知人のツイートで、ライダースクラブの編集長が亡くなったと知りました。

仕事での撮影中に対向車との事故があったとのことで、残念でなりません。

多くのニュースで「首を強く打って」と、首が致命傷であるという報道がされていたことに、ちょっと疑問点というか違和感を感じ、いくつかWEBニュースを調べていたところ、毎日放送のニュースにたどり着きました。
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE110606232800462711.shtml

引用:
 6日午前10時すぎ、堺市南区の農道で大型バイクが転倒してそのまま対向車と正面衝突し、バイクを運転していた神奈川県藤沢市の竹田津敏信さん(39)が死亡しました。

 警察によりますと、竹田津さんはバイク雑誌「RIDERSCLUB」の編集長で、カメラマンと2人で農道の先にある「ハーベストの丘」でバイクの撮影を行い、その後この道を何度か走って走行中の車体を撮影していたということです。

 衝突した場所がバイク側の車線だったことから、警察は対向車がはみ出した疑いがあるとして高石市の無職・北口正行容疑者(74)を自動車運転過失致死の疑いで逮捕し、原因を詳しく調べています。 (06/07 07:23)

 転倒してから対向車と衝突ということで、対向車の下に潜ってしまったのでしょうか。そういう事故であれば、首が致命傷になるという報道に合点がいきます。

当事者の老人は、もし転倒したバイクに驚いて固まってしまったか、逆に滑って来るオートバイをよけようとして対向車線側に出てしまったなどということであれば、両人ともに悲劇以外のなにものでもありませんね。

竹田津氏にしても、対向車さえ無ければ、笑い話で済んだことだったのかも知れません。

ライダースクラブの記事には、疑問を感じたり同意したりと、こちらの感情にひびくものが多いと感じています。「主張」のある雑誌であるのかも知れません。そういう雑誌の主宰者が亡くなってしまうというのは、本当に残念でなりません。

撮影中の転倒ということで、やはりリスクの大きな職業なのでしょうね。限りなく直立に近いリーンウィズや、直線走行の写真だけでは本にならないのでしょうしね(撮影時の法定走行についての良否を論じるつもりはありませんのであしからず)。
自動車出版業界の人間から、ライターなんてふくろうみたいなものという自嘲的なコメントを聞いたことはありますが、そういうことも思い出して考えると、なんとも切ないです。

 

不運の積み重ねで事故が起きるのだということを突きつけられる出来事ですが、自分にできることはリスクをできる限り下げること、不運に見舞われても転倒せずに切り抜ける乗車技術を磨くことかな、と(ケメ子は「ヘタクソでもイイじゃん、は罪」と思ってます)。
ケメ子の場合、その上で「自分は死なない」と信じることですかね...(信じないと「バイクスイッチ」が入らず、車両にまたがれないのです。サーキットでは特に)。