もてロー第6戦終了

11月17日のことですが、もてぎロードレース選手権の第6戦(最終戦)に参戦してきました。
クラスはNST-DUKE(ネオスタンダードDUKE)ですが、NST-CBR(CBR250R)との混走です。
1気筒同士ということで、まあいいんじゃないでしょうか。

【事前練習】
11月11日の月曜日にチェックのためにもてぎを走りました。コソ連ってやつかも知れません。

DUKEをバイアスタイヤで走らせるのは初めてですが、特に問題なく走れます。若干滑りやすい気がしますが、とくに危ないとも思いませんでした。かなり寒い日でしたので、夏場だったらグリップは全然問題ないんじゃないかと思います。 150/60から140/70にしたことでタイヤの外径が大きくなったので、スプロケットが合わなくなるかも知れないとの懸念がありました。もて耐では38Tと40Tのドリブンスプロケットのうち悩んだ末にロング側の38Tを使用したのですが、今回は38Tだとロング側に外れてしまいそうです。

結果:38Tで走行したところ、微妙に外れる気がしました(予想通り)。

KTM DUKE 200 at Motegi Road Race Championship Rd.6
KTM DUKE 200 at Motegi Road Race Championship Rd.6

【特別スポーツ走行】
11月16日の土曜日は前日の特別スポーツ走行です。この日はドリブンスプロケットを40Tに交換して走行しました。 レブリミットが本来よりも500回転ほど低いタイミングで効いてしまいます。O2センサーの異常検知が原因なのかも知れませんが、このせいでバックストレートの後半で最高速が若干伸びません。エンジン本体には問題が無いのですが、なんともはや。

【決勝日:予選】
前日のレブリミッターの件があったため、予選は38Tで走行しましたが、タイムが出ません。レースは最後尾からのスタートです。 前の車両とは0.5秒程度の差しかないので、決勝ではブービー狙いでしょうかね...。

KTM DUKE 200 at Motegi Road Race Championship Rd.6
KTM DUKE 200 at Motegi Road Race Championship Rd.6

【決勝日:レース】
レブリミッタが効いて最高速が伸びなくともタイム自体は40Tのほうが出るので、決勝を前に再度スプロケットを交換。40Tでレースに臨みます。

決勝では人間の問題wでラップタイムはなかなか上昇しませんが、レース序盤に2台ほど追い抜くことに成功しました。 耐久レースのように2名のライダーで交代して走らせることもできるので、ケメ子が追い抜いたのは、きっとその手のチームの「淡々と走る」役割のライダーだったのでしょうけども。ライダーが変わったら抜き返されるのかも知れませんw。

ピットストップ義務があるのですが、ピットレーンでの混雑に巻き込まれたくないため全24周のうち8周終了時点で早めにピットインを敢行しました。その後も特に問題なく予定通りに走行し、ゴールまで車両を運びました。途中で若干走り方を変えてみて、最終的には2分41秒6までラップタイムを詰めることができました。

順位は2周遅れの最後尾w。ゴール時点で前の車両とは6秒ほどの差でした。レースの後半はブービーの位置で走っていましたが、ゴールまで3周のところで抜かれて最後尾に落ちたようです。 リザルトから考えるに、たぶん数回ほども練習すれば、CBRクラスの後方の人たちとは戯れることができそうな気がします。

そうそう、DUKEクラスのレース自体は不成立(リザルト無し扱い)でしたが、完走したら表彰されてしまいました...。1台中1位で優勝ってところでしょうかwww。

今回はピットクルー1名とヘルパー1名に来ていただきました。本当に助かりました。ありがとうございます。車両を貸してくれたバイク屋さんにも本当に感謝しています。

【その他】
決勝前のライダーズミーティングで、来年以降のネオスタンダードのタイヤについて簡単な説明がありました。鈴鹿との共通レギュレーションにするため、決定はまだ先のこととのことですが、バイアスタイヤの継続は微妙なように感じました(ケメ子の個人的な印象です)。 実際のところ現状のバイアスで充分な性能があると思っているのですけど、どうなんでしょうね。まあ、NSTの中では実質的に一番パワーが少ないDUKEに乗っての感想ですけど。 他の車種ではパワーに対してグリップが不足するのかも知れませんね。

コスト削減や初心者の技術向上のためというのであれば、タイヤ自体のグリップを高め過ぎてしまうのには賛成しかねます。バイアスからラジアルに変更するよりも、バイアスのままでもタイヤウォーマーを許可したほうがよほど安全でコストの削減にもつながると思います。 暖まっていないタイヤで走行するとタイヤは削れるように急速に減ってしまいますし(コストの上昇)、タイヤの冷えた車両と連続走行によってタイヤが暖まった車両ではラップタイムが大きくことなるので、それらがコース上で遭遇することは危険でもあると思います(安全でない/初心者向けでない)。 タイヤウォーマーのコストなんて、タイヤ数セット分で取り戻せてしまいますよね...。

まあ、「長く参加されているほとんどの方がラジアルを望んでいる」というような空気感が流れていたので、それならそれでいいと思います。私はスポットで出ただけなので、何かを要求する立場にはありませんから。 バイアスに問題点があるのだとして、私自身がそれに気づくほど乗り込んでいる訳でもありませんし...(汗。

あ、ラジアルでもコントロールタイヤにするとか、なんらかの手は考えているかも知れませんね。自分が参戦を続けるクラスかどうかは微妙ですけど、興味は持って見守ることにします。