2014 Force One-Fourth (筑波サーキット)

11月29日の土曜日のことですが、筑波サーキットで耐久レースに参戦しました。
タイトルの"One-Fourth(1/4)"とあるように、250ccのバイクによるレースです。

実際のところケメ子はライダーではなく、ピットクルーとしての参戦です。

エントリーは70台ほどありまして、40台が決勝に進出するというルールでした。
我々の車両はスパーダ。ほとんどノーマルのまま。
吸排気は排気管を多少カチ上げる加工をしただけのもので、前後のサスペンションは千葉県のバイク屋さんに整備してもらったものです。

予選は2組に分かれていましたが、なんとかギリギリでクラス10位。雨のため予選組内の比例按分で決勝進出という決定が下ったため、予選組組最後尾で決勝進出と相成り胸をなで下ろしました。総合タイムだったらたぶん予選落ち(コンソレーションレース)となったことでしょう。

ライダーは初レースのオジサン2名なので、150分の決勝レースは短時間で交代する作戦です。2人のライダーを30分担当(K氏)と20分担当(O氏)に分け、それを3回転させることで完走を目指します。
それほどサーキットを走り慣れてないライダーなので、走り終わってピットに戻ることで頭がリセットされ、次の走行ではタイムアップするのではないかとの期待もあって、細かく繋ぐ方針としました。

80分経過時点(3度目のピット)でガソリンを追加し、残りは無給油で進めることとします。ライダー2人は淡々と持ち場をこなし、完全なトラブルフリーでレースが進みます。初レース、初雨天走行にしては上出来です。そもそも最後尾からのスタートなのですから、ゴールまでに順位が下がることは無いので気楽なものとも言えますけどもw。

残り30分くらいで、第1コーナーで多重クラッシュとのアナウンスがありました。続いて他の箇所でも多重クラッシュとの報が。最終コーナー以外の全ての場所で多重クラッシュとのことなので、どうやらオイルが全周にわたって流れているようです。雨のせいで広く路面に広がったようで、なかなかのカオスです。すぐにペースカーが導入されました。

ペースカーやピット出口の運用状況を見ながらピットに入れるかを柔軟に判断するため、ピットに居たゴールライダーを務める予定のO氏にはすぐに交代の準備をしてもらいましたが、数周後、ペースカーラン中に最終コーナー出口で転倒した車両が出た直後に赤旗終了と相成りました。
コーナーらしいコーナーの全部でオイルによる転倒が出るような状況では処理も間に合わないでしょうから、どうしようもありませんね...(汗

最後は残念なレースの終わり方でしたが、無転倒で最後まで走りきり、40台中32位となりました。上出来、上出来。

ライダーの1人がライセンスの問題でファミリー枠しか走れかったため、レース直前まで灯火類やナンバープレートを外すことができず、ちょっとバタバタしました。また、ライダーK氏のトランスポーターの納車がレース直前だったりといった綱渡りも含めて、レース以外の部分でタイトな動きが要求されたのが疲れました。次回はもうちょっと楽に準備できるといいなぁと思います。

ライダー2名は金曜日の特スポから参加していましたが、少々残念なことがありました。
ライダーが現地でアドバイスをくれた方の意見に従ってしまった結果ということではありますが、事前にケメ子がお願いしていたことを省略してしまったために当日の朝まで未知の問題点の発覚が遅れるという事態となり、予選前にタイヤウォーマーを短時間しかまけない状況となったのがとても残念でした。残念というより、リスク管理の面からはとても馬鹿馬鹿しいことですし、さらには危険かつ不利な状況に追いやられて困った(または腹立たしい)、と言ったほうが正しいかも知れません。そんなことならケメ子も金曜日から行きたかったなぁ...(仕事休めませんでしたけど)。

まあ、今後そんなことが無いよう意識合わせはしたので、次回のレースで改善されれば良いことでしょう。