アクティブセーフティライディングスクール (9月27日筑波サーキット)

27日に、筑波サーキットで、アクティブセーフティライディングスクールなるものに参加してきました。安全にサーキットを走るための講習という位置づけのもので、今回が初開催です。

ケメ子はサーキットで開催される、スクールと名のつくものには参加したことが無かったので、ちょっと緊張です。事前に自分のテーマを見つけておかないと勿体ないので、そっちを考えることが大変でした(笑)。

前日になって、講師に坂田和人さんが居ることを知りました。他には梨本圭さんと小室旭さん、ケンツの川島社長です。4グループに分かれ、それぞれが担当講師という布陣でした。

当日のグループ分けを聞くと、ケメ子グループの講師が坂田さんです。座学の後は講師と一緒にランチということだったので、ランチのテーブルでは坂田さんの隣を急いでゲットしました(笑)。
ここではケメ子の抱えている「1ヘア問題(アウト側ラインを取るとクリップに戻ってこられない)」などを質問してみたりして、なかなか有意義に時間が使えました。
(これがこの日の問題発見の発露だったりしたのですが)

ランチの後はコース見学。路面のアンジュレーションなどを至近で確認し、なぜ大きなバイクが1ヘアの立ち上がりで外に出てはいけないかといったことなどが良くわかり、勉強になりました。

コース見学のあとは第1ヘアピンを使ったコーナリング練習。どうもうまく曲がれません。お手本のようなスロットル操作をしようとすると、ターンインまでに減速しすぎてしまい、完全に失速しています...。
ケメ子の走り方だと、減速しすぎた分、パーシャルで速度を維持しているため、なかなかターンが終わらず、加速もできず、バイクも起きず、アウトに出て行ってしまっています(←救いようがない状態とも言えますね)。よくよく考えると、ミニバイクみたいな乗り方ですな。

凹みきったところで、走行です。
走行の合間に他の参加者の方が、坂田さんにコーナリングレクチャーを受けています。その輪に紛れ込んで、ケメ子も坂田さんに質問です。「曲がらない、出口で前輪荷重が足りないので前乗りになる」ことを改善するにはどうしたら?と聞いてみました。

坂田さんの回答は、以下。
(現象を聞き、ケメ子号の前輪とその周辺を見て)フォークが入れられておらず、ターンインでの旋回を引き出せていない。

その対処法として、リアを下げないような工夫とフロントを入ったままにする工夫が必要とのことです。その方法として、以下のことをコメントいただきました。

・リアを下げないために、リアタイヤによる減速を減らすようにする。対処法としては以下のようなものがある:
1.リアブレーキを使わないこと
2.エンジンブレーキを使わないために、シフトダウンのポイントを奥にとる、シフトダウン時にスロットルをあおり気味にする。

・フロントを入ったままにするに、以下の対処方法が必要:
1.ブレーキを残したままターンインする。
現状ではブレーキの使い方が直線だけになっているため、コーナーまでにフォークが伸びていることと、減速の終了地点が早すぎるため、フロントを引きずってターンインすると失速してしまうことが問題なので、これをどうにかせねばとのことです。
ブレーキを奥に取るというのは急にやると危ないので、徐々にどうぞとのことでしたが(笑)。

うーん、現象については見事な言い当てでグウの音も出ません。対処方法も明快です...。

で、ここぞとばかりに坂田さんに、後ろから見てもらうようにお願いしました。
2~3ラップほど後ろから見てもらい、その後結構なラップ数を引っ張ってもらいました。

終了後には走り方についてもいくつかアドバイスをいただき、車体姿勢を作るという基本的なことが全然できていないことを再確認しました。

そう、1ヘア問題も、これができてないだけのことだったというオチでした。

 

以下、自らの現状にに照らし合わせてのテーマと感想。

リアを下げないことについて:
2番は考えたことが無かった...。特に、シフトポイントを奥にとるというのは目から鱗。

フロントを入れたままにすることについて:
これ、ブレーキの失敗に対する恐怖という保守的な姿勢から、ついつい早めに減速終了という癖がついてしまっていたのですよね。特にレーサー号で走り始めた辺りから。数年来の癖になってしまっているので、補正は結構大変かも...(汗)。ミニバイクやスパーダのような車両だとこれでも結構走れてしまうので、そこで満足して堕落していたということでしょう(笑)。
実はフロントを入れたままターンインするのは街乗り号のほうがやりやすいのですが、これはライトなどの重いものが前についているからですね?。
それ以外に思いつくことだと、(ずっと頭の片隅くらいで思っていたことなのですが)レーサー号はもしかして固いフォークスプリングが入っているかも知れません。OHのときにバネレートを調べたいのだけど、やってくれるところあるのかな...。

そういう訳で、テーマは「車体姿勢」。ちゃんとキャスターを立ててコーナーに入ることができるよう練習が必要です...。


坂田さんに後ろから見てもらっているとき、前方には梨本さんがおりました。どうも、梨本さんのペースはケメ子のことを引っ張ってくれているように感じたので、多少のスケベ根性で追いかけてみたのですが、最終コーナーの後半でややアクセルを開けすぎ、坂田さんの目の前でタコ踊りしてしまいました...。その後、坂田さんがケメ子の前に出ると、今度は坂田さんのほうが最終コーナーでリアタイヤを滑らせておりました...(汗)。しかし、講師の乗る車両ってOEMタイヤなんですよね。よくぞあんなスピードで走れるものです...。

おまけ:坂田さんと写真を撮ったのですが、どうもカメラ操作を誤って消してしまったようです。残念。